◆FTPツールでアップロードする
　FTPとは、「 File Transfer Protocol (ファイル転送規約) 」の略で、ローカル（パソコン内）とサーバー（インターネット上）でデータを転送する仕組みです。
　あなたのパソコンで作ったホームページのデータをサーバーに転送して、ホームページが公開できる状態にできるようにする作業です。

　ホームページ制作ソフトを使う場合には、ホームページ制作ソフトの機能の一部としてFTPアップロードが装備されています。
　ホームページ制作ソフト以外で製作される方はFTPツールといわれるソフトウェアを使うことで、ホームページのアップロードができます。

　ですので、ホームページ制作ソフトを使っている方には関係がないように思われますが、以下のような時に使うことができます。

●ホームページ制作ソフトでうまくアップロードできない
ホームページ制作ソフトといっても万全ではありません。なにかの不具合でサーバーにうまく繋がらなくなり、アップロード時にエラーがでることがあります。また、サーバーとの接続にエラーがでることもあります。
そこで、FTPツールを使うことで、直にサーバーと繋ぐ方法を持つことでサーバーとの接続状況やアップロードされたファイルの内容を確認することができます。

●ホームページ制作ソフトではアップロードできないファイルのアップロード
代表的なものが「sitemap.xml」のアップロードです。これは、Googleの検索結果にホームページ反映させるためにウェブマスターツールと呼ばれるサービスでサイトマップを送信するときにアップロードするファイルの種類です。ソフトにもよりますが、ホームページ制作ソフトからはアップロードできない場合があります。
そこで、FTPツールを使って、サイトマップを送信することができるのです。

◆「FFFTP」でアップロードする
FTPツールの代表的なソフトとも言えるのが「ffftp」というソフトです。

　⇒FFFTPダウンロードサイトへ

昔からあるソフトという印象です。基本的な機能はほとんど変わっていませんが、シンプルで使いやすいソフトです。
FTP接続はホームページ制作ソフトで自動できるから。という方も、FTP接続の状態を確認する意味でも、試されてみるのはおススメです。

【解説部より】FFFTPは、2ペイン型のFTPクライアントソフトです。ローカルのフォルダとFTPサーバー側のディレクトリを同期させるミラーリング機能や漢字コードの変換機能、ファイアウォールやSOCKS、ワンタイムパスワードへの対応といった機能を備えています。

FFFTPをダウンロードして、ソフトを起ち上げます。
「新規ホスト」からホストの設定という画面になりますので、契約されているサーバーから提供されているFTP接続に関する情報を入力します。

入力後に接続をクリックすると接続されます。
もし、すでにホームページを公開しているのであれば、画面の右側にサーバー上にあるファイルが表示されます。未だ何もアップロードしていない（公開していない）状態であれば、画面の右側にあるサーバーはなにも無い状態で表示されます。

アップロードするときは、左側（パソコン側）のファイルやフォルダを選択して、右側（サーバー側）に移動すればアップロードが始まります。
また、パソコンのフォルダ（ドキュメントやピクチャのフォルダ等）を開いてそちらから直接ドラッグ&ドロップをすることでアップロードすることもできます。